アルピーヌA110のシートに座ってみた 質感は718ケイマンに負けていない?
公開 : 2017.06.10 16:10 更新 : 2021.05.13 12:00
英国編集部のジムが、アルピーヌA110の室内に初潜入。座りごこちや質感、さてどうでしょう? ポルシェのレベルでしょうか。
コンパクトなのに快適なシート
待望のアルピーヌA110。待望のコンパクト・スポーツ。4180×1800×1250mm。これを待っていたのだ。
この常識的なサイズ。192cmのテスターでも乗り降りラクチン。たしかに、その体格ではシートを目一杯下げる必要がある。
それでも、足元も頭上も肩回りも、十分に快適だ。おまけに、助手席に同じくらいの体格の木偶の坊を座らせるだけの余裕は十分にある。
しかも、そのシートは、メガーヌR.S.用の半分ほどの重さしかないレーシングタイプで、高さ調整やリクライニングができないばかりか、工具なしには前後位置すら変えられないシロモノであるにもかかわらず、すこぶる快適なのだ。
座れたのはほんの5分ほどだが、クッションに不満はなく、このA110が大陸横断も苦ではないクルマであることを、アルピーヌは十分すぎるほど知らしめてくれた。