Apple、自動運転車の開発「やめた」 技術開発は引き続き推進 供給問題で
公開 : 2017.06.16 16:10 更新 : 2017.12.14 12:30
AppleのCEOティム・クック氏は、自動運転技術の開拓に取り組むいっぽうで、クルマそのものを自社開発することを「やめた」と明言しました。
ゼロからのクルマ開発は困難なのか
「ブルームバーグ・テレビジョン」に対し、ティム・クックCEOは、「おおくのテクノロジー系の企業は自動システムの開発に力を注いできました。今もそうです」としたうえで「しかし、なかでも人工知能の開発は、極めて難題なのです」と言う。
Appleは「プロジェクト・タイタン」というコードネームの、通称「iCarプロジェクト」を推し進めてきたが、パーツ供給の問題でほぼ頓挫しているのだ。
ABIリサーチのシニアアナリストであるジェームズ・ホッジソンは「かなりのお金を費やしてはいますが、イノベーションとのギャップが原因で、プロジェクトが思うように進まなくなったのでしょう」と語る。
およそ1000人ちかくの従業員が、今後どうなるのかにも注目だ。