マクラーレン「P15」最新情報 P1 GTR超え 究極のロードカーへ
公開 : 2017.07.26 18:10
マクラーレンは、史上もっとも突出したモデルを今年後半に投入するはずです。「エクストリーム・ロードカー」とも表現できるこれは、マクラーレンP1 GTRをも撃墜するでしょう。
「P15」プロジェクト=兵器開発クラス?
肝心なマクラーレン本体は、「最高レベルのロードカー」の存在を認めたがらないが、AUTOCARは、「P15」というプロジェクト名のもと、エンジニアリング部門が前進していると踏んでいる。
とあるニュースソースは、「P15」のことを「サーキット・ウエポン」と表現。「サーキットにおいて、もっともエキサイティングかつスリリングな『兵器』」だと付け加えている。
エンジンは、おなじみの3.8ℓV8ツインターボをモディファイしたもの。ギアボックスは720Sの7速デュアルクラッチで、およそ800psをタイヤに伝えることが予想される。
内燃機関のみならず、電力も利用するP1のトータル出力に比べると数値は劣るいっぽう、ウエイトは1300kgを切る可能性があり、だとすればパワーウエイトレシオでP1を凌ぐこともありえる。
直線加速よりも、コーナーを含むサーキットのラップタイムを重視するはずで、0-400m加速タイムはP1の10.2秒や720Sの10.4秒をも上回るだろう。
モノコックはマクラーレン最新の「モノケージII」を使用。1ピースのカーボン製タブであり、ボディにもカーボンを採用する可能性が高い。しかしながらこれは、「美的追求」ではなく、あくまで「パフォーマンス」のため。美しい折り目などは「二の次」か。
5月より、ロブ・メルヴィルがマクラーレンにジョイン。デザイン・ディレクターの職務についていることを考えると、「外皮」の部分は、パフォーマンス特化型のエアロを多用することが十分に考えられる。あたらしい可変エアロのスタンダードが塗り替えられるかもしれない。