ボルボ設立90周年 傑作車、何台存在するのか?(後編)
公開 : 2017.09.24 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
ボルボ・コンセプト・クーペ (2013)
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生産に移行しなかったことが残念でならない。このモデルは、C70の後継としてこの上ない資質を備えていた。しかし、世界的にクーペの需要が停滞しており、下された決断は驚くに値しないのかもしれない。このコンセプトカーは、405psを発生するガソリンハイブリッドを搭載し、四輪を駆動する。
ボルボ・コンセプトXCクーペ (2014)
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2014年1月、デトロイト・オートショーでその姿が公開されたこのモデルは、ボルボの将来のデザイン・トレンドを示唆するもであった。即座に、ボルボは2世代目のXC90にこのコンセプトカーの幾つかのテーマを取り入れたが、このショーカーそのものの量産化を強く望みたい。
ボルボXC90 (2014)
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2009年、中国のジーリーは、フォードからボルボを買収。ボルボはSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)と呼ばれる、柔軟性に富んだ新しいプラットフォームを開発するプログラムへの、巨額の投資を得る。2世代目のXC90で初めて採用されたSPAは、この大型のSUVに快適性と安定性を与えた。このクルマで、インテリアの品質向上とテクノロジーの刷新も行われ、はじめて名実ともにプレミアムカーと呼ぶに相応しい車格を得た。
ボルボXC60 (2017)
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初代XC60は、XC90の成功を受けて開発された。同様の長所を受け継ぎつつ、5人乗りの手頃なパッケージで登場した。間もなく販売が始まる新型XC60では、ボルボの最新パワートレインが展開される。最上位車種のT8は、ターボとスーパーチャージャーを共に備える2.0ℓガソリンエンジンに加えて、電気モーターも搭載する。
ボルボXC40
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ボルボはXC40で、プレミアム・コンパクトSUV市場に初参入する。ボルボのブランドバリューに裏打ちされた、安全性を前面に打ち出すこのモデルは、ボルボ史上に残るベストセラーになるかもしれない。
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