ポルシェ997 中古なら前期か後期か PDK/ティプトロ/MTも要検討
公開 : 2018.01.07 10:10 更新 : 2018.01.07 10:44
ポルシェ997。どうやら991よりも人気が高まりつつあるそうです。中古で買うとしたら、前期? 後期? マニュアル、ティプトロニック、PDK、どれがいい?
ポルシェ911(997)のある暮らしのススメ
ー フィエスタSTと同価格で手に入る、ポルシェ911の中古車
ー 前期モデルと後期モデルとの違い
ー ポルシェ911(997)の中古車 購入時の注意点
ー 専門家の意見を聞いてみる
ー 知っておくべきこと
ー いくら払うべき?
ー 掘り出し物を発見
フィエスタSTと同価格で手に入る、ポルシェ911の中古車
新車のフォード・フィエスタST-2と同じ価格で、平均的な走行距離の、12年落ちのポルシェ911が買えることをご存知だろうか? 気になるはずだ。
20年ほど前のモデルとなる、993シリーズのポルシェ911は、4万ポンド(606万円)を軽く超える価格帯になってしまった。限られたポルシェのエンスージァストが価格を釣り上げているのだ。そこで注目するべきは、2004年から2012年に製造された、997シリーズの911となる。
996よりも美しいスタイリングを持ち、全ての面で実用性が向上している。2009年以降の後期モデル(2世代目)は特に、993と比較しても十分魅力的なモデルといえる。
中古車市場では、後期モデルの価格は4万ポンド前後となっているが、今回「掘り出し物を発見」のコーナにある、後期モデルを3万5795ポンド(542万円)で発見することができた。
ただし、注意は必要。911を購入する場合は年式に関わらず、十分慎重になったほうがいいだろう。
たとえ安く購入しても、劣化した燃料系や冷却系のホース類、サスペンション・ブッシュなどを交換するだけで、数千ポンドは追加されることになるし、ボディに傷が付いている場合もある。
車両金額とは別に、5000ポンド(76万円)〜1万ポンド(151万円)は見ておいて、ちゃんとしたクルマに仕上げるつもりでいたい。また定番となる、カレラかカレラSのモデルには拘りたいところ。
そして、同じ997でも、実は年式によって大きな差があるのだ。