プジョーの最高経営責任者が明言 「EV専用車なしでもCO2削減目標を達成」

公開 : 2018.02.04 17:10

プジョーの最高経営責任者は、彼の世界戦略とSUVならびにEV競争についてのマスタープランを語ってくれました。総じて強気のようなのです。

text:Sam Sheehan(サム・シーハン)

もくじ

プジョー、世界で好調の理由
SUVの今後 電動化の影響
自動運転 CO2排出の今後

プジョー、世界で好調の理由

PSAグループで最も成功したブランドであるプジョーは、昨年、売り上げを10.4%と大きく伸ばした。同じグループのシトロエンとDSが、売り上げをそれぞれ7.5%、38.5%も落としたのと対照的に、プジョーは12カ月間で211万9845台のクルマを販売。これはPSAグループ全体の3分の2以上にあたる。

この力強い販売動向を支えとして、プジョーの最高経営責任者であるジャン-フィリッペ・インパラートは、拡大するSUV需要の大波をどう捕らえていくのか、そして今後の急速な電動化にどう対処していくのかを語ってくれた。

昨年、プジョーの販売が急速に伸びた最大の要因は?

「昨年の成功の主な理由は、需要の45%が欧州以外だったことです。2015年は38%だったので間違いなく拡大しています。2020年に向かっての目標はこれを50%まで引き上げることです。われわれの世界的な販売目標にとって非常に重要ですから」

「3008(昨年25万9300台を販売した)の成果を見れば、われわれがSUVセグメントでとても良いポジションにいることがおわかりいただけるでしょう。ユーザーはこのようなSUVモデルをもっと欲しがっていますし、われわれが上級シフトしても離れていくことはないでしょう」

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