ポルシェ 1/1~ 完成車の出荷方法、大幅見直し 6000tのCO2削減

公開 : 2018.03.02 12:54

ポルシェが1/1から、完成車の出荷方法を見直していたというニュースです。これまでの大型トラックによる輸送から、カーボンニュートラルな物流への転換を目指します。この鉄道、同乗してみたいものです。

大型トラックから、鉄道輸送へ本腰

ポルシェAGは、生産する車両を、「環境にやさしい鉄道」で出荷すると発表した。

2018年1月1日以降、完成車は、コーンヴェストハイムとライプツィヒの積込み駅から再生可能なグリーンエネルギーによって鉄道輸送されている。鉄道による物流輸送を、完全にカーボンニュートラルなプロセスに転換することによって、物流関連のCO2排出量を年間3%削減し、CO2の発生を6000t以上低減する見込みだ。


ポルシェは、今年1年を通して、カーボンニュートラルな鉄道輸送をさらに拡張する計画を立てており、ブレーマーハーフェンの船積港とコーンヴェストハイムを連絡することによって、鉄道輸送される車両の割合を約45%増加させるという。

これにより、従来の大型トラックによる輸送が抑えられ、CO2をさらに年間650t削減する見込みだ。

今回のアナウンスに関して、ポルシェAGのロジスティクスおよびプロダクションコントロール担当副社長のオリバー・ブロンダーは、「熟考された資源の使用と、環境に配慮したエネルギー効率の高い活動は、ポルシェの企業戦略にしっかりと根付いています。鉄道輸送によるグリーンエネルギーへの移行は、カーボンニュートラルな生産への論理的ステップであり、さらなるマイルストンとなります」と述べている。

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