マクラーレン、570Sベースの「LT」を2018年内に 発表はパリか

公開 : 2018.03.06 19:10  更新 : 2018.10.02 11:58

マクラーレンは570Sベースの「LT」を2018年内に発表すると明言しました。ジュネーブモーターショー2018におけるできごとです。650Sと675LTほどの価格差にはならないとAUTOCARは考えており、サーキットよりも公道よりのセッティングとなりそうです。

マクラーレン570Sの「LT」版

マクラーレンは570Sの「LT」モデルをことし終わりに公開すると明言した。9月のパリ・モーターショーあたりには、情報をつかめるのではないかとAUTOCARは見ている。

開発はほとんど最終段階にあると考えられが、新車投入のスケジュールが詰まっているゆえ投入時期を慎重に検討していることも伺える。

675LTが存在するかぎり、最高出力は600ps前後となるはずで、軽量化やエアロダイナミクスの向上などが、570Sと差別化される部分だろう。

そもそも570Sは、入門カテゴリーである「スポーツ・シリーズ」に属するため、650Sと675LTほどの価格差にはならないはずだ。ちなみに650Sと675LTの価格差は6万5000ポンド(953万円)以上。110ものコンポーネントが専用品になったり、軽量化のために排除されたりした。

570Sの14万9000ポンド(2186万円)という英国価格を考慮した結果、予想価格は20万ポンド(2934万円)というのがAUTOCARの見立て。

軽量のカーボンパーツを追加でき、防音材は省略されるほか、エグゾーストはチタン製に、ホイールも軽いものとなるはずで、くわえてガラスが薄くなる(リアはアクリル樹脂か)こともかんたんに想像がつく。

サーキットよりも公道より

675LTと大きくことなるポイントは、650SベースのLTがサーキットというよりも公道での使用にフォーカスしている点だろう。「サーキットでも実力を発揮できるが、公道でもパーフェクトに使える」といった謳いかたをするのではないだろうか。

加速や最高速度は大きく変わることはないだろうが、ダウンフォースの強化などでサーキットのラップタイムは短縮されるはずだ。

675LTは500台が作られ、あっという間に完売。追加で500台のスパイダーが投入された。570SのLT版に関する生産台数は、まだ何も明かされていない。

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