アストン マーティン「ヴァンキッシュ」 フェラーリ488対抗ミドシップに採用か
公開 : 2018.04.18 17:40 更新 : 2018.04.18 17:55
アストンの新型フラッグシップモデルは、DBSスーパーレジェーラと名付けられるようです。DB11の5.2ℓV12を710ps超に引き上げて搭載します。一方、ヴァンキッシュという名称は2021年に発売予定のミドエンジンスーパーカーに使用される見通しです。
ヴァンキッシュという新モデル
アストン マーティンの新フラッグシップ「DBSスーパーレジェーラ」について「アストン マーティンに「DBSスーパーレジェーラ」 新フラッグシップ登場へ」にて報じたばかり。
「DBSスーパーレジェーラ」というモデル名の新規追加は、「ヴァンキッシュ」という名称をいずれ発表されるミドエンジンのスーパーカーに使用するためと考えることもできる。これはフェラーリ488 GTBやマクラーレン720Sに対抗するモデルで、2021年に生産開始されるとみられる。
現時点では、この新型ミドエンジンモデルの詳細はほとんどわかっていない。だが、そのデザインはすでにかなり高いレベルに仕上がっているようだ。全くあたらしいプラットフォームが使用され、エンジンは他のモデルとは共有されない見通しだ。2016年12月にフェラーリから引き抜かれたマックス・シュヴァイが開発を指揮している。
社内筋によれば、新型ヴァンキッシュは6月に発表されると考えられるDBSスーパーレジェーラよりも高価なモデルとなる。今までのヴァンキッシュとは全く異なる立ち位置となるのはほぼ確実であり、今までグランドツアラーに興味を持たなかった層に圧倒的パフォーマンスでアピールすることが目的だ。
「ヴァンキッシュという名称には非常に多くの意味があります」と社内のあるひとがAUTOCARに語ってくれた。
「長年続くネーミングの伝統に則った名称は使い果たしてしまいました」とはおそらく「V」で始まる名前がヴァルカンやヴァルキリーといったごく少数生産の限定車に使われてきたことを指しているのだろう。