英国ツーリングカー選手権(BTCC) 2018年、昨シーズンとの違いは
公開 : 2018.04.21 18:40
今年の英国ツーリングカー選手権(BTCC)に向け、ホンダは実績あるシビックを新型に置き換えようとしています。市販車から大きく変更できない厳しいレギュレーションに縛られるなかで、どのようにして優位性を確保していくのでしょうか。
もくじ
ー 新型シビックの投入
ー 厳しいレギュレーション
ー 市販車そっくりの外見
ー レースのために市販車を速く
ー 番外編1 シビックの長所
ー 番外編2 2018年の見どころ8選
新型シビックの投入
昨年の英国ツーリングカー選手権のホンダ・シビックを覚えているだろうか? 2012年に製作されたクルマだ。
ちゃんと報告すると、マット・ニールと「電光石火の」ゴードン・シェデンから5台、それにホンダがサポートする別の3台が6シーズン目のレースに参加していたのだ。
如才ないひとは、わたしに間違ってますよと言いにくるだろう。BTCCで使われたシビックは2012年からはハッチバックで、2014年はエステート、2015年からはタイプRであると。その通りだろう。
では、ホンダ・ユアサ・レーシング・チームのマネージャーであるジェームス・ロジャースに聞いてみよう。ニール・ファミリーのチーム・ダイナミクス部隊が運営し、ホンダがサポートするレーシング・チームだ。
「2012年に7台の車体を製作しました」と彼はいう。「2014年には元の車体を一部切り取って、そこにツアラーの後部を取りつけて仕上げを行ったんです。でも、Bピラーより前はそのまま、ロールケージも変更なしです。とても頑丈なクルマで、5年で1台をなくしただけだったと思います。毎年新しい車体を造れるような状況ではなかったんですよ」
しかし、今年は造ることができる。どのように造るのか、拝見することにしよう。
2018年のBTCC。スターティング・グリッドには、最新世代(FK8)の市販車をベースに製作したまったく新しいホンダ・シビックが並ぶ。昨年のクルマより速いと彼らは自信を持っている。