ポルシェ エンジン部門ボス逮捕 ディーゼル排ガス不正問題への関与で
公開 : 2018.04.23 12:42
先日お伝えしたポルシェ幹部に対する家宅捜索を経て、ポルシェのパワートレイン開発のトップであるヨルグ・ケルナーがディーゼル不正デバイスの取りつけへの関与が疑われ、逮捕されました。ポルシェは検察の主張に対し反論しています。
ディーゼル車の排ガス偽装デバイス取りつけか
先日、ドイツ警察およびシュトゥットガルト検察当局がポルシェ幹部に対する家宅捜索を行った。それに引き続き、ポルシェのパワートレイン開発部門トップのヨルグ・ケルナーが逮捕された。
シュトゥットガルト検察当局の情報および独メディアの報道によれば、48歳のドイツ人技術者が木曜日(2018年4月19日)にディーゼルゲート排出不正問題に関する詐欺の疑いで逮捕されたという。
先週前半には、ポルシェの研究開発を指揮するマイケル・シュタイナーも、この問題への関与の疑いが報じられていた。
金曜日にポルシェは、同社およびその従業員がマカンやカイエンを含む複数のディーゼルモデルに偽装デバイスを取りつけた疑いによる刑事訴追についてコメントを発表した。オリバー・ブルーメCEOは「ポルシェはディーゼルエンジンやそのソフトウェアの開発も製造もしておりません。起訴内容はポルシェがこの容認しがたい制御装置の存在を知っていたことを疑うものです。検察の主張を受け入れることはできません」と語っている。