アウディe-トロン テスラより “急速な” 充電が可能 航続距離500km
公開 : 2018.04.23 19:15
先日予約受け付けが開始されたアウディの新型電動SUV「e-トロン」。その市販型がお披露目されました。500kmの航続距離と、充電インフラ普及の目処が立ったことが発売決定の決め手のようです。アウディは今度も続々とEV車を投入します。
もくじ
ー 市販型e-トロンをお披露目
ー バッテリーの詳細
ー これまでの話
ー 技術仕様
ー 発売時期
ー 「e-トロン」という名称
市販型e-トロンをお披露目
アウディはe-トロンと呼ぶ電動のSUVの市販仕様を公開した。2つのモーターと95kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、150kWの急速充電を可能とする。これは世界初であり、テスラのスーパーチャージャーよりも速い充電が可能だという。
8月の発売に先駆け、ベルリンにあるシーメンスのテストセンターでe-トロンがお披露目された。
e-トロンのモーターの詳細なスペックは依然として秘密にされているが、オーバーブースト時には162ps程度を発揮すると見込まれている。すなわち、2基の組み合わせによる総合出力は324ps程度だ。
そして、このe-トロンはアウディの新しい命名規則にのっとって「55」のバッジが与えられる見込みだ。通常の内燃機関モデル、ハイブリッド、EVのすべてが対等に体系づけられている。
ある情報筋は「e-トロンの名称をクワトロのように継続的に使うことを決定しました」と話してくれた。「われわれの最初のスポーティなモデルはアウディ・クワトロと名付けられていました。それと同様に、われわれ初のEV車にはアウディe-トロンと名付けられるでしょう」
たしかにパワフルではあるが、以前公開された2つのコンセプトカーの503psよりは低出力となるだろう。これらのクルマはフロントに1基、リアに2基の計3基のモーターを搭載していた。
しかし、今回2モーターを選択したということは、アウディが近い将来3モーターのパフォーマンス仕様を発表する余地を残したということだ。