ジャガーXK復活プラン 首脳陣を直撃 「スポーツカー」の重要性語る

公開 : 2018.05.02 10:40

ジャガーが、XKの後継となる2+2スポーツカーを開発するというニュースです。2シーターのアグレッシブなF-タイプとともに、ジャガーのスポーツカーラインナップを飾るモデルとなります。電動/自動化が進んでも、ジャガーの魂は変わりません。

もくじ

XK復活計画の存在
XKのプラットフォームは
スポーツカーの重要性
ジャガーにおけるXKの歴史
新型XKはどんなクルマになるのか?
自動化が進んでもドライバーズカーは生き残る

XK復活計画の存在

ジャガーXKを復活させる計画が勢いづいているようだ。ジャガーの商品戦略を統括するハンノ・カーナーがそれを認めた。

ジャガー・ランドローバー(JLR)の今後10年間の開発計画を担当する彼は、AUTOCARに対してスポーツカーセグメントに注力していくことを明らかにしたのだ。

現在、ジャガーはE-PACEやF-PACEなどのSUVが販売の多くを占めている。2017年には、ジャガーの売り上げの40%がF-PACEであった。いっぽう、XKは2014年に生産を終了している。

「F-タイプは大成功でした。われわれは、スポーツカーたちが大好きです」と彼は語る。「あえて複数形を使わせてもらいました。スポーツカーにもさまざまな派生型がありますが、スポーツカーというジャンルであることがとても重要なのです」

カーナーの発言はジャガーのデザイン部門ボスのイアン・カラムが語ったスポーツカーファミリーを開発したいという思いに呼応している。

昨年、カラムはXKの復活構想についてAUTOCARに話してくれた。「わたしは2シーター(F-タイプ)と2+2の両方を作りたいと考えています。現在そのための構想を練っているところです。公式な承認はまだなにも得ていませんが、デザインに着手しています」

カラムのチームは次期型XKのデザインコンセプトをほぼ完成させたと見られている。しかし、このプロジェクトは全く新しいものであり、2021年ごろまでは登場しないだろう。

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