新VW電動車「I.D.」 バッテリー/航続距離は? 意匠、コンセプトから大きく変わらず
公開 : 2018.05.23 17:10 更新 : 2018.05.24 09:24
フォルクスワーゲンはEV車の「ID」を2016年に発表したコンセプトとほぼ変わらずに市販化するとのことです。現行のVW車とは異なるルックスのこのクルマは2019年末に生産が開始され、航続距離400km超となります。EV専用に開発される初めてのVW車です。
もくじ
ー おおむねコンセプト通り
ー 航続距離は400km以上
ー 特徴的なルックス
ー ひとの目のようなライト
ー 新開発のMEBプラットフォーム
ー グレードによるバッテリー容量の差別化も
おおむねコンセプト通り
フォルクスワーゲンのハッチバック「I.D.」は2016年にコンセプトとして登場したときの雰囲気を維持して生産されるようだ。デザイン部門を率いるクラウス・ビショフが語った。
2019年に発売されるI.D.は、既存モデルの電動版ではなく完全な電気自動車として開発されるVW初のモデルだ。
ビショフはいう。「ホイールのサイズや、ボディのプロポーションはコンセプトと同じです。ショーカーのようにも見えるでしょう。法的な問題でリアビューミラーをカメラで置き換えることはできませんでした。電動ドアハンドルもコスト面から諦めました。しかし、それ以外についてはほぼ同じように仕上がっています。
同社はこのモデルのテストカーを4月に製造し、公道でのテストを始めている。エンジニアはこのクルマの開発に16カ月程度の期間を見込んでいるようだ。ヘルベルト・ディースCEOによれば、この9月から始まる集中的な開発にこのプロトタイプが投入されるという。
最初のプロダクションモデルは2019年11月から生産される。英国での販売は2020初頭に開始されるが、その価格は「ディーゼル車と同等」になるとのことだ。
この後輪駆動の5ドアハッチバックEVは、VWの電気自動車開発をさらに推し進めることになるだろう。