新型BMW 3シリーズ(G20) 快適性向上でCクラスを狙い撃ち 写真40枚
公開 : 2018.05.25 07:10
BMWは7世代目となる新型「3シリーズ」の快適性向上に注力し、販売台数で差をつけられたCクラスに対抗する計画です。ガソリン/ディーゼルの両方にMパフォーマンスグレードを設定することが今回の目玉。空力性能やエンジンの見直しにより、燃費も改善します。
もくじ
ー 2種類のMパフォーマンスを投入
ー デザイン、空力性能の向上について
ー エンジンの見直しは?
ー ディーゼル 噴射圧引き上げ
2種類のMパフォーマンスを投入
BMWは次期3シリーズの快適性向上に注力することで、メルセデス・ベンツCクラスに対する競争力を高めている。
3シリーズはブランド内で最も売れているモデルではあるものの、Cクラスには及んでいない。2017年には、Cクラスが17万6915台を売り上げたのに対し、12万9053台と差をつけられた。これを受け、BMWのエンジニアは3シリーズの訴求力を高めることを急いでいる。
したがって、次期型は今以上に幅広いグレードが設けられるだろう。パフォーマンスを追求したMモデルの存在もある。
最初に投入されるのは3.0ℓツインスクロールターボの直列6気筒を搭載したM340i Mパフォーマンスで、365ps程度になるだろう。それに続いて324psのディーゼルエンジンを搭載するM340d xDrive Mパフォーマンスが登場する。
来年登場する7世代目3シリーズの拡大計画は、2種類の6気筒を採用するMパフォーマンスモデルの投入がカギとなるだろう。最新型5シリーズで採られた手法と同様に、サルーンとエステートが同時にデビューした後、少ししてからMパフォーマンスが登場することになりそうだ。これは通常の6気筒モデルと最上位のM3との中間を埋めるモデルとなる。