テスラ 技術者を引き抜き アップル、フェイスブック、GMなどから

公開 : 2018.06.01 10:20

テスラは、テクノロジーや自動車業界などの他社から優秀な技術者を引き抜いたようです。現在抱えているモデル3の生産遅延問題を解決することが主なねらいと見られています。同社は今年3月までに生産量を30%引き上げたと発表しています。

モデル3生産遅延を改善

テスラは他社からテクノロジーや自動車業界のエキスパートたちを引き抜くことで、自社の戦力増強を図っている。引き抜きの対象にはアップル、フェイスブック、GMなどの従業員が含まれる。

GMの財務関係の上層部にいたジェームズ・チョウはテスラのCFOに就任した。また、以前アップルで技術運用マネージャーであったニーラジ・マンラオはエネルギー生産ディレクターの座についている。フェイスブック出身で機械学習の専門家であるスチュアート・バウワーズはエンジニアリング担当副社長となった。

技術、ファッション、製造などの各業界からの複数の採用があったようだ。これはテスラが抱えるモデル3の生産遅延問題を解消するための措置だと見られている。

同社は2018年最初の3カ月間で生産量を40%引き上げたと発表した。この増加率は「フォード・モデルTを上回るペース」だとのことだ。これは実際の生産能力が週産5000台という目標を大きく下回り大量のオーダーを抱えてしまった問題を解決しつつあるようだ。モデル3のオーダーは現在40万台超になっていると予想されている。

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