マクラーレン・セナ 仕様選びを体験 最高額のオプションは? デザイナーおすすめの色も

公開 : 2018.06.03 15:10

マクラーレン「セナ」の仕様決めを体験しました。膨大な量のオプションから好みのセナを作り出す作業は楽しいですが大変です。中でも最高額のオプションは約2500万円のカーボンファイバー製ボディです。デザイン責任者のおすすめカラーはピュアホワイトです。

もくじ

同じ仕様は存在しない
2〜3時間を要する仕様決め
最高額オプションはカーボン製ボディ
おすすめはピュアホワイト

同じ仕様は存在しない

カスタマイズ・スイートに足を踏みいれながら、ふとバットマンの基地「バットケイブ」に入るのもこんな感じかなとおもった。

ウォキングにあるマクラーレン本社の構内に、スイートの建物はある。だが、どこから見ても白い光沢をはなつ壁ばかりで、ボタンや取っ手など入口らしきものがなにも見あたらない。扉を開くには、壁でしかない「入口」のまえで「ひらけゴマ」と手を振りかざすのだ。

そうして建物の中に入ると、目に入るのはこれまた白い光沢をはなつ、オプションの類がいっぱいに詰まった収納スペース。ほかに、CGIをつかって注文装備のイメージ映像をうつしだす大型スクリーンもある。そして、メインディッシュたるマクラーレン最新のハイパーカー、セナの実物も控える。

アイルトン・セナの名を借りたこのクルマのお披露目は3月のジュネーヴ・モーターショーだったが、全500台の生産分のうち最初の割りあては7月となる見込みだ。マクラーレンは目下顧客へおもてなしの第1弾、つまり終わりのみえないオプションリストを案内しているところだ。

ボディ色、カーボンファイバー製パーツ、シート、シートベルト・ハーネス、カーボンファイバー製ドリンクボトルつき押しボタン式飲料供給システム(本当にあるのだ)などなど。主たる目的は(カネ稼ぎはべつにして)、お客に自分のセナと同じクルマはほかに1台としてないことを納得させることだ。

わたし、AUTOCAR英国編集部のレイチェル・バージェスはこの空間を体験してみることにした。

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