ロータス、ゲールズCEO退任 新天地は旧車レストアメーカー
公開 : 2018.06.05 21:42
ロータスのジャン・マルク・ゲールズCEOが退任しました。今後は、旧車レストアメーカーの「JDクラシックス」を率いるとされています。しかし、籍はロータスに残すというレポートです。
もくじ
ー 新CEOは、Qingfeng Feng
ー 売上回復に貢献 ジーリーから支援、SUV計画も
ー ロータス、跳ね馬に並ぶラグジュアリー・ブランドに
新CEOは、Qingfeng Feng
ジャン・マルク・ゲールズは突然、ロータスのCEOを辞任した。ロータスは昨年、中国のジーリーホールディングに買収された。ボルボ、Lynk&Co、プロトン、LEVCを所有する自動車グループである。
ゲールズがAUTOCARに語ったところによると、彼の辞任は「一身上の都合」で、「転職すべきタイミング」だったそうだ。6月4日付で退職することについて、「非常に感動的な日」だと話している。
ジャン・マルク・ゲールズ 2014年からロータスCEOに
プジョー・シトロエンの経営を率いていたゲールズは、2014年にロータスCEOに就任。最初の仕事は、赤字続きのロータスを立て直すことだった。後任としてロータスCEOに就任するのは、Qingfeng Feng。ジーリーがロータスを買収した時から役員を務めていた。
ゲールズは新CEOについて、次のように語る。「彼は優れた人物で、良い人選だと思います。ボルボ、Lynk&Co、ポールスター、ロータスの間でシナジーを生んでいくでしょう」
ゲールズはロータスCEOから退任し、エセックスに拠点を置くJDクラシックスを率いることになる。事業内容は、クラシックカー・ディーラーと、レストレーション。
ゲールズは、JDクラシックスはこの分野でヨーロッパ最大の企業で、「世界規模に事業を拡大できるポテンシャルを持っている」と話している。ただ、ゲールズはロータスから完全に身を引くのではなく、Daniel Donghui Li会長の戦略アドバイザーのチーフとして、同社に籍を残す。