ブランドイメージを体現

BMWはSUVのラインナップを拡大しつつも、Z4のようなスポーツカーを作りづつけている。これは「究極のドライビングマシンを作る」という思想を守るためでもある。これはBMWのドライビング・ダイナミクスを担当するピーター・ランゲンの考え方だ。

他の自動車メーカーと同様に、BMWもSUVのラインナップを急速に拡大し、ハイブリッドモデルの投入も進めている。BMWがZ4のようなドライバーズカーを作る価値について、ランゲンはいう。

「われわれにとって、これは非常に重要です。顧客の要望に応えるため、SUVを増やしていますが、根底にあるスポーティさや楽しさを維持することもたいせつです。それこそがBMWの価値であり、Z4はそれをよく表しています」

BMWは新型Z4のアーキテクチャーに多額の投資をおこなっている。現行モデルはハンドリングや乗り心地について批判を受けてきた。ランゲンはこれに対処しなければならないと考えている。

「Z4の後継車を作るというよりも、新しいスポーティなオープンカーを作るということです」と彼はいう。「この2台はまったく異なります。新型Z4には新次元のスポーティさをあたえています」

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