新コンチネンタルGT 内装に使う糸、合計2.8km ベントレー
公開 : 2018.06.20 15:10
新型コンチネンタルGTの車内を飾る「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」。ステッチ数30万針、仕上がりまで7時間と言われています。なんと、インテリアに使用する糸の長さは、合計2.8km以上!
もくじ
ー ダイヤモンド・イン・ダイヤモンドとは?
ー 9種類の北欧産レザー 2.8kmの糸で縫い合わせ
ー マリナー部門 特別な顧客への特別な仕立て
ダイヤモンド・イン・ダイヤモンドとは?
ベントレーは、6月13日の「ソーイング・マシン・デー(ミシンの日)」を記念して、新型コンチネンタルGTのクラフトマンシップを伝えるリリースを発表した。
英国・クルーに勤める総勢120名の専属縫製チームは、経験豊富な職人が集まり、なかには40年もの経験を積んだメンバーがいるという。勤続年数の長いチームメンバーたちが、見習いのスタッフに知見を伝えるのが、ベントレーの伝統だ。
表舞台に立つことのないソーイング・マシン(ミシン)は、100年近くの歴史の中で、ベントレーの本質ともいえる役割を担ってきた。1919年以来、この英国の高級ブランドに相応しい手作りのインテリアは、言うまでもなくこれらの機器や、それを操作する職人たちの手によって生み出されてきたのだ。
新型ベントレー・コンチネンタルGTのインテリアでは、「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」パターンの縫い目と刺繍の両方を採用し、クラシックなスタイルでありながら、極めて複雑かつモダンなデザインが施されている。
内側のダイヤモンドは、速度と最高の品質との完璧なバランスを実現する、専用設計の最新鋭ミシンを使って刺繍。刺繍の開発には18カ月間を費やし、ひとつひとつのダイヤモンドを構成する712針の正確な位置合わせのために、個別に最適化し、プログラミングされている。
ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド・ステッチ・インテリアの仕上げは、約30万針もの縫い目を加工するために7時間以上を要するという。