フォルクスワーゲン 固体電池の生産開始 2025年から
公開 : 2018.06.27 10:50
フォルクスワーゲンは、次世代型EVに搭載する固体電池を2025年までに実用化するとの目標を発表しました。これに伴い、カリフォルニアのバッテリー企業へ巨額の投資を行なっています。この新世代技術により、航続距離が2倍以上に伸びるといわれています。
もくじ
ー 航続距離が2倍以上に
ー 今後4年以内に複数のEV車を発売
航続距離が2倍以上に
フォルクスワーゲンは、2025年までに固体電池の生産設備を整えると発表した。これにともない、フォルクスワーゲングループはカリフォルニアにあるバッテリー技術会社のクアンタムスケープに7500万ポンド(109億円)の投資を行うようだ。
フォルクスワーゲンによれば、固体電池技術により現在のリチウムイオンバッテリーと比べ航続距離が2倍以上になるとのことだ。現行e-ゴルフの300kmが750km程度になるといわれている。
昨年、BMWはソリッド・パワーという固体電池会社への投資をおこなった。BMWもフォルクスワーゲンと同様の2025年という目標を設定している。
クアンタムスケープのジャグディー・シンCEOはいう。「フォルクスワーゲンは世界最大の自動車メーカーであり、電動化において業界をリードしています。われわれはクアンタムスケープの固体電池技術による長航続距離、急速充電、そして安全性が次世代パワートレインの鍵となると考えています」