フィアット500スピアジーナ 1950年代へのオマージュ 60周年を記念

公開 : 2018.07.06 11:10

フィアットは1958年にコーチビルドされたジョリー・スピアジーナの誕生から60周年を記念し、それと同様の限定車を2種類発売すると発表しました。通常モデルとの差が小さいコンベンショナルなモデルに加え、コーチビルダーの手による過激なモデルも生産されます。

もくじ

ルーフレス、リアシートレスに
レトロな雰囲気に小変更

ルーフレス、リアシートレスに

フィアットは500ジョリー・スピアジーナの60周年を記念し2種類のスペシャルエディションを英国で発売した。小変更のみが加えられた「500スピアジーナ ’58エディション」と、コーチビルダーのガレージ・イタリアによってさらにオリジナルに忠実に再現されたモデルだ。

このより過激なモデルでは、ルーフとともにリアシートも取り除かれ、代わりにビーチ用品を搭載するためのデッキエリアが設けられている。ただし、オリジナルに装備されていたファブリック製の風防は用意されていない。

ロールフープは安全性およびボディ剛性の確保のために残されているが、Aピラーから後ろにはルーフがない。前席のレトロなベンチシートに置き換えられ、表皮は防水レザーになっている。

Aピラーを短縮し、フロントウインドウを昔ながらのウインドディフレクターとすることも可能だ。生産台数は制限されていないが、ガレージイタリアによって1台ずつ製作されることになる。製作期間は明言されていないものの、納期はそれほど長くないとのことだ。価格については通常の500から相当額のプレミアムが上乗せされるのは覚悟すべきだろう。

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