ディフェンダーにフォード製2.3ℓエンジン 環境性能と走りを考慮 英JE
公開 : 2018.07.20 11:10
英国のJEモーターワークスは、ランドローバー・ディフェンダーの2.2ℓディーゼルをフォード製の2.3ℓエコブーストエンジンに換装するキットを発売しました。310psを発揮し、パフォーマンスと環境性能がともに向上しているとのことです。
もくじ
ー シェイクダウン完了 オーダー受付開始
ー 環境性、経済性を求めるユーザーに
シェイクダウン完了 オーダー受付開始
コヴェントリーのエンジニアリング会社であるJEモーターワークスはオリジナルのランドローバー・ディフェンダーをフォード製2.3ℓエコブーストに換装するキットを発売した。これによりより高度なパフォーマンスと環境性能を実現するという。
JEは今までにもディフェンダーをベースとした車両を開発している。V8を搭載するズールー2などがその一例だ。同社は昨年6月にAUTOCARに対しこのエコブースト仕様を公開していた。テストカーによるシェイクダウンを完了し、顧客からのオーダー受付を開始している。
フォードのフォーカスRSやマスタングなどにも使用される2.3ℓの4気筒ターボエンジンは、310ps、44.1kg-m仕様とされて搭載される。JEはSUVに適したパワー特性になるよう改良したという。
このエコブーストエンジンは、今まで搭載されていたフォード・トランジットと共通の2.2ℓディーゼルよりも圧倒的に高性能だ。正確な排出ガスの数値などは公表されていないものの、環境性能もより高いとされている。このエンジンは他の車両ではCO2排出量が175g/kmであり、現在のディフェンダーの266g/kmを明確に下回る。