ランドローバー1号車 新オーナーが決定 オリジナル重視、綿密なレストアへ
公開 : 2018.07.30 17:10
シャシーナンバー860001を持つ、ランドローバー・シリーズ1の市販仕様1号車の新たなオーナーが発表されました。オーナーとなったINEOSオートモーティブは、今後長い時間をかけ、可能な限りパーツの再利用をしながら綿密なレストアを行うとのことです。
もくじ
ー ランドローバーの市販車第1号
ー 可能な限りパーツを再利用
ランドローバーの市販車第1号
2月に開催されたロイヤル・オートモビル・クラブで公開された、シャシーナンバー860001を持つランドローバーの市販1号車の新オーナーが確定した。
2016年に4×4に新たな視点をもたらすべく設立されたINEOSオートモーティブが、このJUE477の新たな所有者となる。このクルマは1948年7月27日に、ソリフルの生産ラインを初めて出た個体であり、ランドローバーの70年にわたる歴史の中で最初の1台ということだ。
INEOSのヤシン・アリは、このクルマを取得した事実を認めた。「JUE477は素晴らしいクルマであり、自動車の歴史において重要な立ち位置を占めています。われわれは今後の世代のためこのクルマや過去の資料の保存に努めて参ります」
このシリーズ1を走行可能にするには莫大な時間がかかるだろう。しかし、チーフ・レストアラーのジュリアン・シュールハイファーは、JUE477を再び走らせるだけではなく、オリジナルのパーツを可能な限り残すつもりだという。