実車 ジャガーEタイプ・ゼロ、市販化決定 写真6枚 モントレーの注目車(1)

公開 : 2018.09.12 07:10  更新 : 2021.10.11 09:12

ジャガーEタイプ・ゼロの実車画像です。「世界で最も美しいEV」と言われたコンセプトカーですが、なんと市販化が確定しました。すでにEタイプをお持ちの方なら、電動化も可能です。

text: Motohiro Yamazaki(山崎元裕) photo: Yasuhiko Sato(佐藤靖彦)

量産仕様のスペック、価格 後日発表

毎年、モントレー・カーウィークの幕開けを飾るイベントのひとつとして、世界中のカー・エンスージアストから注目されているイベントが、高級ゴルフ・リゾートのクエイル・ロッジを舞台に開催されるモータースポーツ・ギャザリングだ。

今年もこのイベントには多くのトピックスがあったが、その中でもジャガーが披露した美しく、そして先進的なゼロ・エミッションビークル、「EタイプZERO(ゼロ)」に注がれる視線は圧倒的なものだった。

Eタイプ・ゼロの製作は、まずベースとなるEタイプを、伝統のコベントリー工場のジャガー・クラッシックでフルレストア。それに電動パワートレイン一式をインストールするほか、コクピットのメーター類なども、EV化に対応した仕様に変更される。

搭載されるバッテリーの容量は40kWh。フルチャージからの最大走行可能距離は、170マイル(約270km)に達するという。実際のデリバリーは2020年夏からスタートするが、カスタマーは最初からEタイプ・ゼロを購入することも、また自分自身が所有しているEタイプをレストアして、さらにゼロへとコンバートすることもできる。

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記事に関わった人々

  • 山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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