続報 アウディeトロン、専用装備で空気抵抗低減 航続距離確保のため
公開 : 2018.09.26 19:10
アウディ初の完全電動モデルとして発売されるSUVのeトロンには数々の専用設計装備が装着されています。専用デザインのホイールは空気抵抗の低減とデザインを両立させているほか、バーチャルミラーやエアサスペンションも航続距離の確保の一端を担っています。
もくじ
ー 専用ホイール装着 空気抵抗低減
ー 充電設備の整備急ぐ
ー ライバルはEQC
専用ホイール装着 空気抵抗低減
eトロンには空力性能とスポーティさを両立させる専用デザインのホイールが装着されるほか、各所にオレンジのアクセントが加えられる。ネームバッジやオプションのブレーキキャリパーなどが該当する。エクステリアデザイナーのファー・ベッカーは「高圧線の色からヒントを得ています。電動であることをアピールするものです」と説明する。
アウディはeトロンの航続距離を向上させる上で空気抵抗の低減が重要な役割を果たしており、そのCd値は0.28となっているという。フロントブレーキを冷却するためのダクトや速度感応式のエアサスペンションが装備されるほか、ボディ下面は完全にフラットになっている。eトロンは一般的なSUVよりも全高が低くなっており、Q5よりも43mm低い1616mmとなる。
eトロンの4WDシステムにはふたつのモーターが使用されている。前軸と後軸にそれぞれ搭載されたモーターにより408ps、67.3kg-mを発揮する。ノーマルモードにおいては360ps、52.2kg-mとなり、その時の0-97km/h加速は6.4秒だ。
ブーストモード時にはそのタイムが5.5秒まで短縮され、最高速度は200km/hとなる。モーターを駆動するバッテリーは95kWhであり、テスラ・モデルS 100Dに匹敵するものだ。