DS7クロスバックに「Eテンス」 PHEV投入、ボルボXC60 T8に挑む
公開 : 2018.09.27 11:10 更新 : 2022.04.23 12:04
DSブランドから、プラグインハイブリッドSUVが登場しました。最高出力300psを誇りつつ、CO2排出量はわずか50g/kmで、EV航続距離は50km。電動パワートレイン導入を進めるPSAと、この分野で先行するボルボとの競争が激化してきました。
もくじ
ー 平均燃費45km/ℓ、CO2排出量50g/km
ー 加速性能はフォーカスST並み
平均燃費45km/ℓ、CO2排出量50g/km
DSブランドのフラッグシップにして、BMW X3などと競合するDS7クロスバック。そのプラグインハイブリッド仕様を、われわれはプロトタイプの段階で試乗しているが、10月初頭のパリ・サロンで量産バージョンが公開される。Eテンスというサブネームは、2016年のジュネーブ・ショーに出展されたスーパーカーのコンセプトモデルから受け継いだ。
パワートレインは、200psの1.6ℓガソリンエンジンと、109psの電気モーター2基を組み合わせるが、システム出力は300ps/45.9kg-mだ。13.2kWhのバッテリーパックにより、EV走行の航続距離は50km、最高速度は134km/hに達する。新たに導入されるWLTPモードでの平均燃費はおよそ45km/ℓで、CO2排出量はたったの50g/kmという。発売間近になれば、より正確なデータが公表されるはずだが。
このパワートレインは、これが初の市販化となるが、今後はPSAの他モデルにも導入される見込み。シトロエンC5エアクロスPHEVをはじめ、プジョーの508や3008に設定されるプラグインハイブリッド仕様は、同じメカニズムになるだろう。