マツダ フルEV車、ロータリー・ハイブリッド車 2020年発表へ
公開 : 2018.10.04 06:10
マツダが、電動化について踏み込んだ発表をしました。2030年には、全ラインナップが電動化技術を搭載します。キーとなる技術は、やはり「ロータリー」でした。
小型軽量な電動化テクノロジー
マツダが、電動化モデル2車種を2020年に発表するとアナウンスした。
1台はフル・バッテリーEV。もう1台はロータリーエンジン・レンジエクステンダー搭載モデルである。
“ロータリーのマツダ” として知られる同社は、RX-8がラインナップを外れて以降、レシプロのみのモデル展開となっている。しかし、開発陣はロータリー・ハイブリッドの研究を続けていた。エンジンの開発を率いる人見光夫は、以前AUTOCARの取材に対し、一般的なハイブリッドよりも「ずっと、ずっと静か」と明かしている。
マツダは、ロータリーエンジン・レンジエクステンダーのメリットとして
・スモールサイズ
・高出力
という点をあげているほか、ロータリー自体が、ガソリン/LPG/水素/天然ガスに対応するため、電動化の様々なソリューションに柔軟に取り組める点を強調している。
現時点では、バッテリーEV/ロータリー・ハイブリッド搭載車ともに、新型車としての登場になるのか、既存モデルへの追加車種になるのか言及されていない。
2030年には全てのラインナップが、電動化モデルになると発表したマツダ。そのうち95%がいわゆるハイブリッド車、残りの5%がフルEVになると想定している。