ジャガー EV専売ブランド化を検討へ 2020年代中の実現か
公開 : 2018.10.16 11:40 更新 : 2018.10.16 18:37
ジャガーはEVのみを販売するブランドへの生まれ変わりを検討しているようです。好調なランドローバーとは対照的に、ジャガーはサルーンが伸び悩み、工場の間引き生産を余儀なくされています。EVブランド化によって立て直しをはかります。
もくじ
ー 2020年代半ばまでに全車種EV化
ー JLR全体でのCO2排出量低減へ
ー 反ディーゼル/ブレクジットが影を落とす
ー ランドローバーはEV化せず
ー 生産台数で見るジャガーの苦境
2020年代半ばまでに全車種EV化
ジャガー・ランドローバーの経営陣は2020年代中にジャガーをEV専売ブランドにすることを検討しているようだ。JLRの製品プランナーは、現在のジャガーの内燃機関搭載車を5年から7年の間に引退させ、EVに置き換える計画を立てている。
現在の計画では、不人気なXJの代替となるEVが2年以内に登場する。これはポルシェ・タイカンやテスラ・モデルSなどのライバルとなるものだ。
EVとして生まれ変わるXJは1967年に登場した初代が持つセグメント随一の洗練性や乗り味と、完全に刷新されたインテリアをあわせ持つ。これにより、メルセデス・ベンツSクラスやベントレー・フライングスパーにすら対抗可能なゼロエミッションの選択肢となりうるのだ。
ジャガーはラグジュアリー車として最も環境に優しく、かつ高い収益性を持つブランドとしての立ち位置を確立することになる。EVはその洗練性と環境性から、現代におけるショーファー需要にも十分にマッチする。