ポルシェのEV「タイカン」 2019年発表に向け準備着々 詳細情報
公開 : 2018.10.17 10:50 更新 : 2021.02.10 17:27
ポルシェは同社初のEVであるタイカンを来年9月の正式発表に向け準備中です。テスラ・モデルSなど既存の多くのEV車に対抗するため、ポルシェらしい走りで差別化を図っています。基本は前後2基のモーターによる4WDですが、複数のバージョンが用意されます。
もくじ
ー 来年9月、フランクフルトでデビューへ
ー テスラ・モデルSなどがライバル
ー ボディスタイルは複数
ー 2基のモーターによる4WD
ー 複数のグレードを設定
ー タイカンの充電装備
ー ポルシェらしい走りを実現
来年9月、フランクフルトでデビューへ
ポルシェ初のEVであるタイカンの発表に向けたカウントダウンが始まっている。関係者たちによれば、そのプロトタイプ第2弾の製造がツッフェンハウゼンで開始されたとのことだ。
電動モデルラインナップ拡充の一環として開発されているこのモデルの開発費は53億ポンド(7833億円)に達するという。タイカンは今までのポルシェのラインナップから離れゼロエミッションを実現しつつ、「ポルシェらしいドライビング体験」が得られるという。その開発を指揮するステファン・ウェックバッハが説明した。
このクルマは2019年9月のフランクフルト・モーターショーでワールドプレミアされた後発売されると見られている。その価格はカイエンの5万5964ポンド(827万円)とパナメーラの6万8898ポンド(1003万円)の中間に位置するようだ。
タイカンに引き続き、ボクスターやケイマンと同等サイズの電動車やマカンと同等のSUVも投入される計画だ。
AUTOCARはタイカンが2種類のボディで提供されることを確認している。ひとつは以前から画像が出回っているサルーンで、2020年に英国で右ハンドル仕様のデリバリーが開始される。そしてもうひとつは今年ジュネーブショーで展示されたミッションEクロス・ツーリスモのようなクロスオーバーだ。