BMW、「滅多にないほど稀に」発火のリスク 英国でディーゼル車26.8万台リコール
公開 : 2018.10.24 12:50
内部調査の結果、吸気マニフォールドの溶け落ちるリスクが発覚したBMW。そのリコール対象は、12モデルにのぼるといいます。
4気筒か6気筒のディーゼル搭載車
BMWは、車両火災の恐れがあるとして、英国で26万8000台のリコールを予定している。これは排ガス再循環装置(EGR)クーラーから、液体グリコールが漏れる場合があるというもの。内部調査でこれを発見したBMWは「EGRモジュールが常態的に帯びている高温により、煤(すす)が、くすぶられる場合があります」と説明する。
このくすぶった煤が「極めて稀に」インテークマニフォールドを溶かしてしまい、結果として「滅多にないほど稀に」発火するリスクがあるのだとか。8月に発表された当初の是正策では、およそ48万台が対象とされた。しかし、その数は160万台規模にまで拡大。このうち、英国での数字が26万8000台ということになる。
リコール対象となるモデルは複数あり、3シリーズ/4シリーズ、5シリーズ/6シリーズ、X3/X4、X5/X6などの、4気筒か6気筒のディーゼル搭載車の一部。4気筒は2014年12月から2016年8月、6気筒は2012年7月から2015年6月の、それぞれ生産分だ。1シリーズ、2シリーズ、7シリーズ、そしてX1は、2010年の生産分まで遡って調査中である。