ポルシェ993ターボSクラシック・シリーズ「プロジェクト・ゴールド」 3.8億円で落札
公開 : 2018.11.02 20:40 更新 : 2022.04.14 16:59
ポルシェ公式レストモッド車としてワンオフで製作されたポルシェ993ターボSクラシック・シリーズ「プロジェクト・ゴールド」が、ポルシェ・オークションに登場。世界が注目する1台だけに、入札はヒートアップ。3億8248万円で落札されました。
text: Kazuhide Ueno(上野和秀) photo: RM Sotheby’s/Darin Schnabel、PORSCHE AG
ポルシェ・オークションの目玉のひとつ
ポルシェ70周年記念イベントの一環としてアメリカのアトランタにあるポルシェ・エクスペリエンス・センターで、ポルシェ社が全面協力するRMサザビース・ポルシェ・オークションが開かれた。
ここで目玉といえる存在が数台用意されたが、中でも注目を集めたのがAUTOCAR JAPANでも紹介してきたポルシェ993ターボSクラシック・シリーズ「プロジェクト・ゴールド」だ。このモデルはツッフェンハウゼンのファクトリーにあったオリジナルのNOSボディシェルを使用することが最大のポイントとなる。
不足するパーツはポルシェ・クラシックにより新たに製作されるという公式の最終生産車で、1998年仕様と同等となる450bhpのパフォーマンスを発揮するエンジンとパワートレインが再現されている。シャシーナンバーは新たに付され、当時製造された993ターボの最終ナンバーに続くもの。ターボSは345台のみ製造されたため、「プロジェクト・ゴールド」の車両は346番目となる。