フェラーリ360モデナの中古車 F1マティックの故障、心配は スパイダー検討も?
公開 : 2019.01.01 10:10 更新 : 2019.01.02 09:31
フェラーリ360モデナは日常使いも十分に賄えます…まあ懐具合も相応に深ければ、ですが。355以前のモデルと比べ信頼性は格段に向上しているものの、修理費で破産しないためには慎重な見極めが必要そうです。
もくじ
ー 普段乗りもできるフェラーリ
ー 2種類のギアボックス
ー 注意点 オプション品は
ー フェラーリ360モデナの中古車 購入時の注意点
ー 専門家の意見を聞いてみる
ー 知っておくべきこと
ー いくら払うべき?
ー 掘り出し物を発見
普段乗りもできるフェラーリ
フェラーリ360をガレージに収めたいと思っているあなた。最近モデナF1を点検に出して9000ポンド(130万円)が飛んでいったオーナーの話をきいたらどうだろうか?
とあるディーラーでは2004年モデル、6万3000km走行の1オーナー車を6万7000ポンド(973万円)で売っていたが、この手のクルマでは値札の金額などほんのさわりにすぎないのだ。
だからといって、360などあきらめなさいというつもりなど毛頭ない。マラネロの歴史に新しい1ページを記したモデルだし、スーパーカーにしてふだん使いにも耐える融通性と信頼性はそれまでのモデル、とりわけ先代にあたるF355よりもはるかに高まっている。
だから、フェラーリにしては距離をかさねた個体がおおかったり、オドメーターの数字が価格にさほど影響しなかったりするのだろう。
360のデビューは1999年。2005年には後継のF430に道をゆずっているので、選択肢はわずかに6年分だ。おおきく分けて種類は3つ。クーペのモデナとオープンのスパイダー、そしてサーキット走行にふさわしいハードコア仕様のチャレンジ・ストラダーレだ。