クーペ・フィアット 中古車の故障は? 16V/20V、選ぶべきは 購入ガイド
公開 : 2019.01.03 10:10 更新 : 2021.01.30 21:48
一度は皆に忘れ去られかけたフィアット・クーペですが、最近英国では再び値上がりを見せています。スタイリッシュなルックスやお買い得なパフォーマンスとハンドリングが魅力です。今中古車で探すとしたら、どんな点に気をつけるべきなのでしょうか。
クーペ・フィアット 中古車の故障は? 16V/20V、選ぶべきは 購入ガイド
もくじ
ー 見直されてきたクーペ・フィアット
ー 初期の英国仕様は2種類
ー 俊足なグレードも
ー クーペ・フィアットの中古車 購入時の注意点
ー 専門家の意見を聞いてみる
ー 知っておくべきこと
ー いくら払うべき?
ー 掘り出し物を発見
見直されてきたクーペ・フィアット
将来のクラシックカーの話になったとき、クーペ・フィアットの名前が出ることはほとんどない。2009年の政府によるスクラップ政策で多くが絶滅し、残り2000台ほどの価格は5年前には底値だった。
しかし最近では最低でも1000ポンド(14万5000円)はするし、程度のいいクルマなら5000ポンド(72万3000円)は普通だ。程度最高の低走行車なら1万ポンド(145万円)は出さないと買えない。最も高価な高年式のモデルだと2万ポンドすることも珍しくない。
ここで言っているのは、20バルブのNAないしターボ(ただし、ほとんどがターボ)モデルのことだ。もともとの16バルブはほとんど生き残っていない。スクラップ政策のせいだけではなく、このクルマがランチア・デルタ・インテグラーレにスペアパーツを供給するドナーとして最適だったからだ。
万人向けのクルマではないかもしれないが、もし趣味に合うなら、よくメンテナンスされた程度の良い20vターボが個人売買ならたったの2995ポンド(43万3000円)で買えるのだ。