ジープ・ラングラーTJ(2代目) 中古で購入、JKとの違い/故障するポイント
公開 : 2019.01.04 10:10
初代ジープ・ラングラーは登場から20年以上が経過した今でも、色褪せない保守的なルックスと確固たる評判に見合った素晴らしい走破能力を持っています。5000ポンド(72万5000円)からでも購入可能な中古車の選び方を見てみましょう、
もくじ
ー オリジナルがベスト
ー エンジンやトランスミッションは
ー いくつかの要注意点
ー ジープ・ラングラーの中古車 購入時の注意点
ー 専門家の意見を聞いてみる
ー 知っておくべきこと
ー いくら払うべき?
ー 掘り出し物を発見
オリジナルがベスト
すべてが新しくなったラングラーが来年我が国にもやってくる。外観は前モデルとほとんど変わらないが、もっと重要なことは、その前のモデルとも変わっていないことだ。だから、1996〜2006年製造の最も古いバージョンである敬愛すべきラングラーTJを検討するには良いタイミングだといえよう。
実際、AUTOCARではサハラ4.0を長期テスト車として保有していたが、レスポンスの悪いパワーデリバリーにも拘わらず、はずむような運転感覚の何と楽しかったことか。今日では5000ポンド(72万5000円)くらいから買うことができる。いつものことながら、22年も前のクルマの話をするときは、コンディションがすべてである。価格と年式の間にはほとんど相関がないことに気づくだろう。
そうはいっても「ディフェンダー・インフレ」にはご注意のほど。売り手の口車に乗せられてはいけない。極東のごみの中から品質のいいラングラーを見つけることができない限り、山のようにあるモディファイが施されたクルマではなく、なるべくオリジナルの状態のラングラーを選んでほしい。
ラングラーは176psの4.0ℓモデルが主流だ。内装はほとんどが「高級志向の」サハラである。加えてより安価な「スポーツ」バージョンも多数ある。このガソリン直6の4リッターエンジンは、きちんとメンテナンスされているかぎり問題は少ない。