新型ポルシェ911最新情報 ハイブリッド開発中 同乗試乗でモード切替も
公開 : 2019.01.07 19:10
992型へのモデルチェンジを果たしたポルシェ911。ハイブリッドへの対応も視野に入れたという、新しく採用された技術の詳細がこのほど明らかになりました。性能面の目標はパナメーラS E-ハイブリッドだったといいます。
もくじ
ー ハイブリッド版、目下開発中
ー ハイブリッド、詳細は?
ー 新型911 サスやボディ
ー 新型911同乗試乗
ハイブリッド版、目下開発中
ポルシェは将来への対応を見据え、通算8世代目となる新型911でマイルド・プラグイン両方式のハイブリッドへの対応を盛り込んできた。
その新型911すなわち992型の技術詳細が、ロサンゼルス・モーターショーでの世界初披露につづいて公となった。
研究開発部門責任者のミヒャエル・シュタイナーによると、「スポーツ性はもちろん、日常性の向上もねらい」だったという。
992型911は、まず従来の3.0ℓ水平対向6気筒ターボを搭載するカレラSと4Sの2種類でスタートする予定だ。
いっぽうで、短距離のモーター走行も可能なハイブリッド版も目下開発中という。
スポーツカー開発部門責任者のアウグスト・アハライトナーは「918スパイダーはもとより、カイエンやパナメーラで蓄積したハイブリッドの知見を新しい911にも生かしました」と語っている。
円盤形のモーターをギアボックス一体のケースに組みこむにあたり、新開発となる8段PDKのギアセットは従来の7段より全長が100mm短縮された。にもかかわらず、許容トルク量は増大しているという。
8段PDKギアボックスは1速ギアを低めるいっぽうで高速ギアは速められ、レスポンスと燃費に貢献するという。またセンサーや内部データをもとに、走行状況に適した制御をおこなう。
カレラ4Sに用いられてきた四輪駆動システムも見直しをうけ、前輪に最大50%のトルクを配分するとされる。エネルギー回生をより効率化すべく、全電動のブレーキ倍力装置も新しく採用された。
アハライトナーによれば、性能面の目標はパナメーラS E-ハイブリッドだったという。