2019年型BMW7シリーズ正式発表 X7に触発されたスタイリングを獲得

公開 : 2019.01.17 00:17  更新 : 2019.01.17 10:18

BMWのフラッグシップ・サルーンとなる7シリーズ。マイナーチェンジとして大型化されたキドニーグリルに改良を加えたエンジン、先進の技術を搭載しました。世界最大の自動車市場に最適化させ、X7と肩を並べるフラッグシップモデル構成をつくります。

もくじ

キドニーグリルは40%も大型化
最強M760Li xドライブは585psと86.3kg-m
世界最大の自動車市場に向けて

キドニーグリルは40%も大型化

BMWは発表から3年が経った現行7シリーズに、モデル中期となるフェイスリフトを実施した。英国では2019年の4月にお目見えする予定となる。2017年にBMWの現CEO、ハラルド・クルーガーによって発表されたブランド戦略に沿ったデザインを反映している。インテリアのラグジュアリーさを高め、エクステリアデザインをよりフォーマルなものへとシフトさせようというものだ。

フェイスリフト前と同様に、2019年版の7シリーズにも標準ホイールベース・モデルとロングホイールベース・モデルがラインナップされ、ボディの全長はそれぞれ22mm延長。標準モデルで5120mm、ロングモデルで5260mmと立派な体格を持っている。

エクステリアデザインの変更点で最もわかりやすいのはフロント周り。何といっても目を引くのがクロームメッキが施された巨大なキドニーグリルで、最近発表されたX7と同様のサイズ感がある。フェイスリフト前と比較すると、何と40%も大型化されているという。そのグリルは、新しい面構成の豊かな造形を得たボンネット側に伸びているだけでなく、フロントバンパーも大きくえぐる形で据えられ、エアダクトの上側に、明るく光るハイライトが施された。

また、このミュンヘン生まれの旗艦モデルの洗練性を一層高めるべく、新しいフロントバンパーのデザインにより空力性能を向上させ、高速走行時の風切り音を軽減。加えて外界の音を遮るために、サイドガラスの厚みは5.1mmにも達する。リアのホイールアーチ内には、消音材も取り付けられている。

デザイン変更はリアにも施されており、大胆な造形処理が施された有機ELによるテールライトが、リアビューの新しい表情を作っている。このテールライトはトランクリッドに伸びたLEDのライトで左右に結ばれ、フロントのデイライトと呼応するグラフィックに仕上げられている。また、クロームメッキ処理されたマフラーカッターは、バンパーと一体化される形でフレーム状にデザインされ、ボディのワイド感を高めている。

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