ボルボV40の後継? SUVクーペ準備中か 売上増/電動化への対応を見込む

公開 : 2019.01.19 18:10  更新 : 2019.01.19 18:34

ボルボはファミリー向けハッチバックのV40を、よりスポーティな車高が高いモデルと入れ替えることを計画しています。AUTOCARは、SUVクーペになるのでは? と考えています。欧州部門を統括するレックス・カースメーカーズの言葉をヒントに予想しました。

もくじ

V40「間接的な」後継モデル
電動化との強い関係性も

V40「間接的な」後継モデル

ボルボV40の間接的な後継として、今後3年以内にSUVクーペが登場する可能性がある。売り上げに貢献するため、また電動化に対応する必要があるためだ。

ボルボの欧州部門を統括するレックス・カースメーカーズはAUTOCARに対し、V40に直接的な後継モデルが登場することはないと認め、車高が高い別のモデルがそれに取って代わるだろうと語った。

彼は既存の40、60、90という3つのシリーズによって、ボルボが年80万台の世界販売台数を達成できると確信している。しかし「おそらく今後2〜3年以内に、40シリーズには他のボディスタイルが必要になるでしょう」と付け加えた。

「わたしたちはもっと創造的なことをやらなければなりません。だからV40の(直接的な)後継モデルを用意しないと決めたのです」

カースメーカーズは、その将来登場するモデルがSUVクーペであると明言したわけではない。しかし、それがV40より車高の高い、乗り降りが楽なモデルになることを認めた。

車高の高いクルマはまた、ボルボが今後全ての新型車で計画している電動化も容易になる。「完全に電動化できないクルマを発売することはできません」とカースメーカーズは語る。

V40は現在、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電動パワートレインの全てに適応できるボルボのCMAやSPAプラットフォームを採用していない唯一のモデルである。現行のV40は、遡ること2003年に開発されたフォードのグルーバルCプラットフォームを採用しており、これは電動化に対応していない。

その新型モデルの開発が現在進行中であることをカースメーカーズは認め、今後2年以内に準備が整うことを願っていると語った。そのクルマは他のボルボ車と同じパネルをいくつか共有することになるという。

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