ダイソン 前インフィニティ社長を採用 EV開発専念へ 2021年に発表予定

公開 : 2019.01.24 17:10

ダイソンのジム・ローワンCEOはローランド・クルーガー前インフィニティ社長を採用したと発表しました。今後はダイソンの自動車部門を率いていくとともに、2021年にリリースが予定されているダイソンのEVなどの開発も行っていくとのこと。

さらなる高みを目指すダイソン

ローランド・クルーガーは日産インフィニティ部門トップとして2015年に就任し、今月8日付に退職した。

ダイソンCEOのジム・ローワンはクルーガーの採用を発表し、「自動車業界において非常に著名で経験のあるクルーガーを採用することによって、ダイソンがどれほど自動車事業に注力しているかが証明できる」と語った。

ローワンは同社がEV開発計画に今年だけで10億ドル(1095億円)超規模の投資を行うと発表。EV量産による収益性について問われたローワンは、既に形成されている独自の供給網と今まで5000万個以上のデジタルモーターを生産したことによって得られるノウハウなどが実現に貢献すると語った。

ダイソンはアジア地域での事業を本格化することを目的とし、本社をシンガポールに移転することも発表した。

昨年には同社の電気自動車を東南アジアの新工場で生産すると発表していた。電気自動車事業の競争が激化しているアジア地域での存在感を強めたいという狙いだろう。

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