2019年を占う ホンダ・アーバンEV 開発者Q&A 航続距離250km?
公開 : 2019.01.27 10:10
ホンダは2017年に公開したアーバンEVコンセプトを市販化し、今年12月ごろに発売予定です。レトロでコンパクトなデザインが注目を集めています。ほぼ共通のコンセプトを持つスポーツEVの市販化については、まだ検討中とのことです。
もくじ
ー レトロでコンパクトなEV
ー Q&A ホンダEVデザイナー、原田誠
ー 今年登場のハッチバックたち
ー サルーン人気回復なるか
ー 番外編:その他の期待のニューモデル
レトロでコンパクトなEV
2017年のフランクフルト・モーターショーでホンダの都市型EVが発表されたとき、英国版サイトでは非常に多くの注目を集めた。多くのひとびとがそのレトロでコンパクトなスタイリングに魅力を感じたようだ。この反響を受け、デザイナーらは市販型でもそのコンセプトにできる限り近いデザインを維持する方針を固めたと見られている。
3ドアのコンセプトよりも実用性を重視して5ドア化されたテストカーが度々目撃されており、3月のジュネーブショーで正式発表されると見られている。ホンダはすでに日本や北米ではクラリティという電動ハッチバックを販売しているが、欧州ではこれが初のモデルとなる。このモデルはEV専用のプラットフォームを使用し、ホンダのEVの「技術面やデザイン面での方向性を決める」とされている。
このコンセプトはジャズよりも100mm短い全長3895mmとなる。ホンダのエンブレムにはブルーのバックライトが付き、今後のホンダ製EVを特徴付けるだろう。
パワートレインの詳細や航続距離などは明らかにされていないが、AUTOCARが入手した情報によればシティカーとしては十分な250km程度の走行が可能とのことだ。しかし、ホンダは高密度かつ軽量なバッテリーパックや熱管理システム、さらにエネルギー伝達効率を高めているという。
2017年の東京モーターショーで発表されたホンダ・スポーツEVコンセプトはこのアーバンEVと同様のデザイン要素を持つ。このモデルについては市販化は決定してはいないものの、検討中とのことだ。