大予想 BMW i4 4ドア・クーペ 今後の電動化戦略、12台の完全EV投入

公開 : 2019.01.28 19:10  更新 : 2021.06.04 13:19

2021年に発売が期待されるBMWの電動4ドア車「i4 4ドア・クーペ」は、次期型4シリーズとプラットフォームを共有するでしょう。パワートレインがどうなるか? などに加え、EV/プラグインハイブリッドの戦略を予想します。全5ページ。

もくじ

テスラ・モデル3の競合、i4
2025年までに電動モデルは12台へ
i4、どんなクルマになるのか?
i4、2種類のパワートレイン
電動化革命は販売面でも始まっている

テスラモデル3の競合、i4

大いに待ち望まれているBMW i4 4ドア・クーペがプロトタイプとして初めて目撃された。

このテスラ・モデル3の競合車は、BMWが今後2〜3年に向けて急速に拡大しようとしている電動iモデルの1台として、2021年に発売される見込みだ。

i4は大部分が次期型4シリーズをベースにしていると、関係者が以前語っていたが、これらの新たに届いた写真はその話を裏付けるものだ。

このプロトタイプと現行の3シリーズ(とそれをベースにする4シリーズ・グランクーペ)には、明らかに外観上の関係性が見られる。

これがそのEVバージョンであるということは、偽装として残されたダミーのエグゾーストや、閉じたグリル、そしてボディに大きく貼られている「電動試験車両」のステッカーからわかる。

i4はミュンヘンにあるBMWの工場で、標準仕様の3シリーズと同じラインで生産される予定だ。既存のガソリンやディーゼル車、ハイブリッド・モデルと共にスムーズな生産が行えるように、BMWは既に量産前試作車の組み立てラインを稼働させている。

BMWがEVに特化したサブブランドのiシリーズを拡大するのは、2030年までに販売する全車両の平均CO2排出量を35%削減するように自動車メーカーに求めているEUの規制に対応するためだ。

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