実車 トヨタ・セコイアTRDプロ Fox製ショックアブソーバーとは シカゴ・ショー
公開 : 2019.02.08 20:55 更新 : 2019.02.09 00:59
トヨタ・セコイアTRDプロ(2020年型)が、シカゴで発表されました。実車画像に加え、搭載されるFox製ショックアブソーバーについてご紹介しましょう。
シカゴ・オートショーで初公開
北米トヨタは、シカゴ・オートショーで、2020年型のトヨタ・セコイアTRDプロを公開した。2014年に導入されたTRDプロ・シリーズは、トヨタのオフロード・レーシングの歴史から誕生したブランドである。
「TRD PRO」のエンブレムは、一般的なピックアップ・トラックやSUVモデルが躊躇するようなラフロードも走破する性能の証。同時にデイリーユースの快適性も失わない究極のアドヴェンチャー・モデルとして送り出されている。
セコイアTRDプロが搭載するFox製のショックアブソーバーは、インターナル・バイパス・ショックを採用。オフロード・レースのマシンに使われる一般的なエクスターナル・バイパス・ショックと比較して、通常走行では衝撃をクッションのように吸収し、オフロード走行ではストロークするほどに徐々に硬さを増して底付きを抑制する。
フロント用はFox製2.5インチ・ショックを採用。TRDのチューンによりサスペンションのスプリングレートは弱めている。これはオフロードの追従性を高めるためのセッティングだ。
リア用のFox製2インチ・ピギーバック・モノチューブ・ショックは、ボトム・アウト・テクノロジーを搭載。底付きを抑えるために減衰力が高まっていくように設計されている。セコイアの標準車が搭載するショックアブソーバーに比べて、15mm大きなピストン(直径47mm)を採用。ショックロッドも3.2mm大径化されている。