アウディSQ5にディーゼル 販売中止を経て復活 燃費/出力の両立めざす 欧州
公開 : 2019.02.25 12:40
アウディがV6ディーゼルとマイルドハイブリッドを組み合わせたSQ5 TDIを発表しました。ターボに加え電動コンプレッサーも採用。ガソリン仕様のSQ5を20kg-m以上も上回る強大なトルクと、12.2km/ℓという省燃費が特徴です。
もくじ
ー 0-100km/h加速は5.1秒
ー 動力性能と環境性能を両立
ー Q5と見分けが付く専用仕立ての内外装
0-100km/h加速は5.1秒
アウディが高性能SUV SQ5のディーゼル・バージョンを発表した。実車は3月上旬のジュネーブ・モーターショーで公開される。
この新型SQ5 TDIは、新開発のディーゼル・マイルドハイブリッドを搭載。英国では今年後半に発売が予定されている。
ドライブトレインには、アウディの最新ターボ付き3.0ℓV6ディーゼル・エンジンと48V電装システムが組み合わされている。その電力によって7kWの小型モーターがコンプレッサーを作動させる(より大型のSQ7と同様)。
この電動コンプレッサーは、可動ベーンを備えるターボチャージャーよりエンジンの下流側に搭載。排気ガスの流速を高め、ターボラグを減らすと同時に、1650rpm以下の低回転域におけるエンジンのパフォーマンスを向上させる。そのブースト圧は最大1.4バールになるという。ターボのブースト圧は最大2.4バールだ。
このパワートレインは最高出力347ps、最大トルク71.4kg-mを発生。先代のSQ5 TDIプラスよりも出力は7ps増、トルクは変わらない。比較のために挙げると、従来の3.0ℓV6ガソリン・エンジンを搭載するSQ5は354psと51.0kg-mとなっている。アウディによると四輪駆動のSQ5 TDI は0-100km/hを5.1秒で加速、最高速度は250km/hでリミッターが作動するという。