ポルシェ博士の曾孫が創立 ピエヒ・オートモーティブ、電動スポーツ発表へ

公開 : 2019.02.25 18:10

名前から想像されるとおり、フェルディナント・ピエヒ元VWグループ会長の息子で、フェルディナント・ポルシェ博士の曾孫にあたる人物が創立した新興ブランドです。ジュネーブで発表予定の電動スポーツカー「マーク・ゼロ」を少しだけ見せてくれました。

もくじ

創立者の1人はポルシェ博士の曾孫
航続距離は500kmを目標

創立者の1人はポルシェ博士の曾孫

ピエヒ・オートモーティブは、マーク・ゼロと名付けられた電動スポーツカーと共に、来月のジュネーブ・モーターショーで世界に向けてデビューを果たす予定だ。

2016年に設立されたこの会社は、アントン・ピエヒが共同創立者として名前を連ねている。彼はフォルクスワーゲン・グループに多大な発展をもたらしたフェルディナント・ピエヒ元会長の息子であり、フォルクスワーゲン・ビートルの設計者でポルシェ・ブランドを築いたフェルディナント・ポルシェ博士の曾孫にあたる。同氏のビジネス・パートナーはインダストリアル・デザイナーのレア・スターク・ライチッチだ。

ピエヒはスイスのチューリッヒに本拠を置く公開会社で、フォルクスワーゲン・グループには属さない。

2ドア/2シーターのマーク・ゼロは、スタートアップ・ブランドによる無数のEVとは異なり、テスラによって一般的となったスケートボード型シャシーを持たない。代わりにピエヒが200もの「外部スタッフ」の協力を得て開発したというモジュラー・プラットフォームを採用する。

マーク・ゼロではバッテリーを床下に積むのではなく、センタートンネル内とリアアクスル上に搭載する。ということは後輪駆動だと推測されるが、ピエヒはモーターの搭載位置(と個数)を明らかにしていない。

ピエヒのプラットフォームは、バッテリー電気自動車のみならず、内燃エンジン、ハイブリッド、水素燃料電池など様々なパワートレインに対応できると同社では主張している。バッテリーなどのハードウェアは交換可能らしい。

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