プジョー208のデザイン、どうしてそうなった? 担当デザイナーとQ&A
公開 : 2019.02.27 12:45
新型プジョー208が発表されて以来、たいへん多くのひとが注目しています。そこでAUTOCAR英国編集部は、デザインを率いたジャイルス・ビダルにインタビューを敢行。開発の裏側を覗いてみました。
もくじ
ー 目指したのは、ありきたりではない躍動感
ー ほかにもデザインの選択肢があった?
目指したのは、ありきたりではない躍動感
――単刀直入な質問から。208、どう思いますか?
「基本方針は『小さくてセクシーなホットハッチをつくる』ということでした」
「ポイントは、ただそれを追い求めるのではなく、現代の解釈によって、方針を成り立たせることでしたね」
「206、207、208と見ると、いい意味でそっけないデザインであることが、おわかりになるでしょう。これは1990〜2000年代のトレンドです」
「これらをよりセクシーにしたのです。たとえば4輪の位置をご覧ください。止まっていても、今にも走り出しそうな躍動感あるデザインだと思いませんか?」
――フロントガラスの位置も、後ろに下がっていますね。
「おっしゃるとおりです。シルエットをよりスポーティなものにするための手法です」
「くわえて、ショルダー部分をきちんと張らせています。4輪もできる限り、前後に、そして外側に。フェンダー・アーチモールも同じ目的です」
「ただし、やりすぎないことが大事。そこは意識しましたね」