街の自動運転車、未来の主流? ボデイ交換可 リンスピード・マイクロスナップ
公開 : 2019.03.04 20:40
スイスのリンスピードが発表した小型電動車両マイクロスナップは、快適な2人乗りタクシーから、荷物運搬、料理のデリバリーなど、簡単にボディを載せ替えることで様々な用途に対応できます。
もくじ
ー モジュラー構造で簡単に分解/分離が可能
ー 最高速度76km/h、航続距離95km
モジュラー構造で簡単に分解/分離が可能
スイス企業のリンスピードが、2017年に公開された自動運転車スナップ・コンセプトの小型バージョンを発表した。これは同社が計画している自動運転シャトルのネットワークを想定したものであるという。
マイクロスナップのボディはルノー・トゥイージーとほぼ同サイズ。スケートボード型シャシーから完全に切り離すことが可能だ。配達用車両として使う場合、自動化された配送センターで、簡単に積み荷をボディごと交換できる。
2人乗りの「ロボユニット」型ボディを載せれば、乗員を「快適に、そして効率的に、行き先までの短い距離を運ぶ」ことができるとリンスピードはいう。
同社のフランク M リンデルクネヒト社長は「顧客はもっともっと迅速に目的地へ運んでもらいたいと思ってるが、多くの乗員は時間を掛けて遠回りするような相乗りタクシーは望んでいない」と語る。
モジュラー構造で簡単に分解可能なスナップとマイクロスナップは、消耗部品のみならず車体のすべてを、使用する企業に合わせて安価に交換することができる。
米国新興企業のリヴィアンと同様、スケートボード型シャシーを使うということは、耐用年数が過ぎれば駆動系が搭載された車体を、簡単に荷室や乗員を運ぶポッドから取り外してリサイクルできる。