フィアット124スパイダー、英国でカタログ落ちに 将来は、マツダとの提携次第
公開 : 2019.03.08 19:45
マツダ・ロードスターをベースに生産されているフィアット124スパイダー。英国市場のラインナップから落とされるようです。フィアットのCEOが、その将来について口を開きました。
アバルト版は販売継続
フィアット124スパイダーの将来は、マツダとの提携が継続するかどうかに掛かっていると、同社のオリビエ・フランシスCEOが語った。
124スパイダーは、英国で間もなく販売が終了する。にもかかわらず、このクラスでは車体を共有するマツダMX-5に続く第2位の販売台数となっている。世界的な販売は依然として低調だ。
「124の市場はニッチなものです」とフランシスは言う。「われわれにとって利益を生むビジネスですが、それはジョイント・ベンチャーだからです。そういうチャンスがあり、われわれはそれをものにしました。利益を生み出し、ある種の魅力的な要素をブランドに加えたのです」
「しかし、このようなクルマがブランドの将来にとって重要とは言えないことも承知しています。フィアットの本質と呼べるようなものではありません。しかし今のところ、興味深いチャンスであり続けています」
マツダMX-5とプラットフォームを共有する124スパイダーは発売から2年が経ち、先日には英国のウェブサイトに掲載されているラインナップから外されてしまった。だが、アバルト・バージョンのスパイダーとハードトップ付きのGTは販売が続けられている。
その具体的な理由を考えると、やはりWLTCという4文字が浮かび上がってくる。