フィアット124スパイダー、英国でカタログ落ちに 将来は、マツダとの提携次第
公開 : 2019.03.08 19:45
旧いエンジンのため、販売終了か
124スパイダーの販売終了は、WLTP排ガス規制によるところが大きい。1.4ℓマルチエア・ガソリンターボ・エンジンは、フィアット・クライスラー・オートモービルズの様々なブランドで長年使われ続けている古いユニットだ。昨年後半に導入されたさらに厳しい排ガス試験に対応するための改良を施すことは、もはや費用対効果が見合わない。
アルファ・ロメオ・ジュリエッタとジープ・レネゲードでは、既にこのエンジンを搭載する仕様は売られていない。にもかかわらずアバルトのモデルでは使われ続けている。フェイスリフトを受けたレネゲードには新開発の1.3ℓターボが搭載されたが、このエンジンはまだ他のモデルに採用されていない。
フィアットは124スパイダーを、マツダの兄弟車から約1年遅れとなる2016年夏に英国で発売した。米国では昨年、両モデルとも急激に売り上げが落ちいてる。フィアットは2017年と比べて25%ダウン、ミアータの名前で売られているマツダは21%ダウンした。しかし、ヨーロッパ全体における販売は、両車とも比較的堅調を維持している。