トヨタ/スズキ、新たな協業検討 スズキにハイブリッド技術供給

公開 : 2019.03.20 17:38

トヨタとスズキが、新たな協業の検討を発表しました。THS(トヨタハイブリッドシステム)を、スズキに供給。トヨタRAV4を、ヨーロッパでスズキのOEMに!

THS(トヨタハイブリッドシステム)がスズキ

トヨタとスズキは、新たな協業について、具体的な検討に着手することに合意したと発表した。

両社は、2017年2月6日の業務提携に向けた覚書締結以降、具体的内容の検討を続けてきた。今回、両社は、トヨタが持つ強みである電動化技術と、スズキが持つ強みである小型車技術を持ち寄り、生産領域での協業や電動車の普及など、新たなフィールドで共にチャレンジしていくため、以下の具体的な検討に着手することに合意したという。

新しい協業の具体的項目は、下記の通り。

トヨタからスズキへ

グローバル:スズキへTHS(トヨタハイブリッドシステム)を供給
インド:HVシステム・エンジンおよび電池の現地調達化によるHV技術の普及
欧州:スズキへの電動車OEM(トヨタ名:RAV4カローラワゴン)供給

スズキからトヨタへ

インド:スズキ小型モデル(スズキ名:シアズ、エルティガ)をOEM供給
欧州:デンソーとトヨタが支援するスズキの新開発エンジンを、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランドで生産し、小型モデルへ搭載
アフリカ:スズキがインドで生産する小型車(スズキ名:バレーノ、ビターラブレッツァ、シアズ、エルティガ)をアフリカ市場向けにもOEM供給

両社の強みを生かした開発・生産領域での協業

インド:スズキのインドにおける車両開発の知見も活用したトヨタCセグメントMPVの共同開発およびスズキへのOEM供給
インド:2022年からトヨタキルロスカ自動車(TKM)で小型SUV(スズキ名:ビターラブレッツァ)を生産

豊田章男社長、鈴木修会長の両者からコメントが届いている。

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