ディフェンダーの「精神的後継」 BMWがエンジン供給 2021年欧州販売
公開 : 2019.04.08 11:50
ランドローバー・ディフェンダーの精神的後継車を目指して開発されているイネオス社の四輪駆動車に、BMW製エンジンが搭載される
ことが決まりました。2021年よりまずは欧州で販売開始になる予定です。
もくじ
ー 目標は年間2万5000台
ー 生産場所は未発表
ー ライバルはハイラックスやラングラー
ー まずはガソリン/ディーゼルから
ー どんな僻地にも走って行けるクルマに
ー 有名カーデザイナーからの助言も
目標は年間2万5000台
イネオス・オートモーティブは、同社のハードコア四輪駆動車であるプロジェクト・グレナディアに、BMWから供給を受けたガソリンおよびディーゼル・エンジンを搭載すると発表した。プロジェクト・グレナディアは最初のシリーズが近々発表される予定だ。
英国の大富豪ジム・ラトクリフが率いる化学会社のイネオスは、2020年に新型車を発表し、2021年中頃に発売する予定であると、AUTOCARの取材に答えた。
この新型車は、ランドローバーの初代ディフェンダーが生産終了したことによって空いた穴を埋めるもので、ベーシックな四輪駆動車だったディフェンダーの精神的後継車となるという。ディフェンダーと同様に、ボディ・スタイル、ホイールベース長が異なる様々なバリエーションが計画されている。
イネオスによれば、全ての派生モデルを合わせると年間2万5000台という大規模な量産が計画されているという。同社はランドローバーがかつてのディフェンダーで成し得なかった規模のビジネスを展開し、利益を上げることができると確信している。
プロジェクト・グレナディアの宣伝部長を務めるマーク・テナントは、このプロジェクトがラトクリフの虚栄心から生まれたものではなく、イネオスの他の事業と同じく、利益を上げる見込みがあると社内審査で判断されたプロジェクトであると語っている。